2009年04月16日

スイスの、早いアクロバットのようなヨーデルの人気グループ「エーシュ家3世代」

さて、スイスヨーデルはアマチュアのもの、ヨーデルフェルバント(スイスヨーデル連盟)の話ばかり書いてきたが、では、スイスではヨーデルのプロはいないのか?という素朴な疑問にお答えしようと思う。
 
マリーテレーズ・フォン・グンテン先生について歩いていると、ヨーデルに関する集会や、レッスン ・ヨーデルコーラスの稽古、コンサートなどで毎日が埋まる。
まるでスイスの人は全員、ヨーデルを歌うのか??と錯覚に陥る。
 マリーテレーズ先生の守備範囲はスイスの「トラディッショナルヨーデル」だ。
 
しかし、スイスに嫁いだ友人や、出会った日本人、また新聞記者などは「私がヨーデルをやってるんだ」
というと一様にびっくりしてこう言う。
「え!?ヨーデル 普段ほとんど聞かないわ!」
「どこにそのような人たちがいるのかしら??」
「知り合いにはやっている人はいないわ!」
「え?コンサート?教会などでやっているのかしら??」
とこんな具合。
 
私:「3年に1度の連邦ヨーデルフェストは新聞・TVなどで放映されるから、知ってます・?」
でも反応は、
「ああ、そういえばそんなのがあるって言っていたわね」
「行ったことはないけれど」
こんな具合。
 
「ヨーデル そうね今スイスで流行っている人気のグループがあるわ」
「早いヨーデルを歌うのよ!アクロバット的で楽しいのよ!」
「ヨーデル連盟の人にはわからないけれど、一般の人にはとても人気があるわ」
「よくテレビに出ているわよ」
 
名前を聞いた[ エーシュ家3世代 ]ヴォーカルは [メラニーエーシュ] という女性。
 
CDショップに急いで行った。あったあった 。
「今 大人気のクックーヨーデル!!」のタイトル、民族音楽のコーナーだ。
目立つ棚の上にあった。
勿論この人たちは職業としている。

9003549756750.jpg


おおーっ!!楽しい!!
この曲のドライブ感、わくわくする感じ、家族の息がぴったりの演奏。
何とさわやか。
メラニーエーシュは黒髪の若い女性だった。
 
へえ。日本で言うならヨーデルって演歌の分野  メラニーエーシュは氷川きよしのような感じかしら。
 そしてヨーデル連盟のトラディッショナルは、古い民謡のような感じかしら。
 
 スイスにはトラディッショナルのヨーデル連盟のほかに、こんなものもある。
そして国民的には、大人気。
そうヨーデル連盟に入っていないヨーデル歌手も沢山いるのだ。
プロは入れないし、やりたい音楽が「トラディッショナル」でなければ入らないヨーデル歌手も沢山いる。
 
なるほどね。
 
壁に貼ってあった、演奏会のチラシを見て、マリーテレーズが言う
「このフランツィという歌手はとても上手よ。もともとクラシックの人だった。2・3年ヨーデル連盟に入っていたけど今はやめたの。ヨーデルといろいろな音楽を組み合わせたりして、表現しているのよ。」
 
へえ。面白い。
 
スイスヨーデル連盟のみがスイスヨーデルではないんだ。と実感した。

 
え?!私? 早いヨーデルは得意中の得意です♪♪
「クックーヨーデル」 カヴァーしてやってみようっと!
 

*この「クックーヨーデル」はオーストリアの有名な「カッコウヨーデル」とは別の曲です。
 
 
 

posted by sakura at 12:39 | スイス民族音楽・民俗芸能

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2009年04月11日

ヨーデル北川桜門下の発表会

昨日、うちの生徒達の発表会が、新高円寺SKホールで行われた。
「ヨーデル OZISANZ2」というネーミングで6人のおじさんが歌った。       みんな60才前後。
 
・あべひろあきさん・阿部重幸さん・鬼久保洋治さん・浅岡美雄さん・高田誠さん・島崎常勝さん。
みんなこの日のために、頑張ってレッスンを重ねてきた。
その熱心さにはいつも心打たれる。
 
ヨーデルを教え出して3年目、ずいぶんみんな上達したと思う。兎に角、ヨーデルになっている。
スイスヨーデルのコーラスも披露した。
客席は暖かいお客様で埋まった。ちょうど良い広さのホール。
 
打ち上げでは、
「スイスにヨーデルフェスト受けに行きたいね!」
「きっと1級とれるよ!」と士気が上がった。
 
そう、スイスには「ヨーデルフェスト」という、アマチュアのコンクール(実力判定会のお祭り)がある。
スイス中のアマチュアのヨーデラーたちが受ける。そして参加する人口の半分以上が、ヨーデルコーラスである。(他にはソロ・2重唱・3重唱などある)
パン屋さん・警察官・農業の人・牧畜業の人・主婦・タクシーの運転手・・・
 
自分の土地の言葉で歌うのが決まり。
1級から4級の判定を受ける。これは絶対評価。
良ければ多くの人が1級に。その年あまり良くなければ多くの人が2級に、といった具合。
実に半分以上の人が1級と2級に収まる。4級なんて殆んどいない。
 
受けられる資格があれば、本当に、小編成のコーラスで受けようか。
外人は受けられない・アマチュアでないと受けられない、という決まりがある.ozisan達はアマチュアだが、日本人なので、今は資格がないことになる。
私が去年、日本人だし、プロなのに受けられたのは、特別なことだったのだ。
 
ozisannzu2これからが楽しみである。
私の日本の師匠下山田一郎先生もいらして下さり、
「なかなか楽しそうで良いじゃない。AJK(昔あったヨーデル愛好者のグループ)の始まりのころのようだ」
と言ってくれた。
 
 スイスヨーデルコーラス やってみたい方いらしたら、ご連絡お待ちしています。
「おじさん」でなくても、大歓迎です。女性も今回は発表会には出なかったけれど、居ります♪
 
ご意見・ご感想・質問などお待ちしています。sakurakikaku@k6.dion.ne.jp
 
 
 
 
 
 
 
 
 

posted by sakura at 16:06 | 日記

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2009年04月09日

ドイツヨーデルレッスン (自分のこと)

前回の続き。
ホフブロイハウス時代、本番よりかなり早く行き、ステージわきで、楽屋で、外人ヨーデルタレントにお願いしてはヨーデルのレッスンをつけてもらった。
 
私が22歳の時、国立音大を出て、すぐの頃である。
譜面なんて日本に売っていなかったから、テープに録音して曲を起こし、外人タレントに歌詞を書いて貰って覚えた。普通のドイツ語じゃなくて、バイエルンなまり。何回も発音してもらって、見よう見まねで、   無我夢中だった。


目が回るほど早い!華やかなドイツヨーデル・
綺麗な旋律のうっとり聴けるドイツヨーデル
3拍子の左右に体を揺らして聴く気持のいいドイツヨーデル
 
ドイツヨーデルはお客様ありき。お客様と一緒に一体になって楽しむ。
アインプロージット!アインプロージット!とビールで乾杯をして。
体でリズムをとり、ヨーデルの歌で、ムカデのようにみんなで繋がってあるく。    250席の客席が笑顔で埋まる。
 
ああ 盛り上がる、楽しい。これが南ドイツの文化なんだ。

観光客相手なんかじゃない。
南ドイツ、バイエルンっ子なら、誰もが知っている。
バイエルンっ子の心のハイマットだ。
 

もう、お客様がこんなに喜ぶんだから、 迷わず ドイツヨーデル やろうと思った。
やるんなら、「似て非なるものではなく、本物をやりたい。」の一心だった。
 
そもそもちょっと真似して「レイ」と歌ったら、声がひっくり返り
「桜・ヨーデルになってるじゃん」
と周りにも言われ、私も
「あれ?出来ちゃった」
と思えたのが、物事のはじまり。 
外人タレントはずいぶん沢山来た。いつもヨーデルばかりではなかったけれど、
女性ヨーデルはクリースティーナ・エブリン インゲフォッファー  ウッシーバウワー ベロニカレンツなど
ドイツではビアホールやパーティ、オクトーバーフェストなど引っ張りだこの人気のある歌手である。
勿論プロ。
 
このうち、ベロニカレンツは、2005年の日本におけるドイツ年の時から、毎年秋に日比谷公園でのオクトーバーフェスト(アサヒビール)に来日している。
明るく遠くまで良く伸びる声と、愛くるしい笑顔は健在だ。大盛り上がりのドイツのビールのスタイルの仕切りは当時と変わらない。
 彼女が東京ホフブロイハウスで歌ったのは、お店が開店してから、10年は、たった頃だったと思う。
私が楽屋でちょっと歌って見せたら、「おお!ジャパニーズヨーデラリン!」とびっくりしてくれた。
日比谷で会ったときも覚えていてくれた♪
今年も来日するらしい。楽しみにしている。
 

そう、私は
楽屋レッスンだけでは足りずに、せかされるような気持で、ドイツにヨーデルを習いに行ったのだ。
ドイツ語なんてまるで出来ない、通訳をお願いして、レッスンを受け、空き時間にはショー・コンサートを見て回った。
楽譜も、「何処に良い曲があるか、後でゆっくり見ればいい」と考えて棚ごと大人買いしてきた。
CDもヨーデルとつくものは全て買ってきた。
衣装も本物をそろえた。
年に2回くらい、1回は3週間程度のターンで、多い年は3回。
 勿論全て自分で稼いだお金で。
日本で歌って稼いでは何度もアルプスに出かけていった。
 
1回限りの人生、自由に生きる。
私の背中を暖かく両親が押してくれた。
友達や、周りのみんなが応援してくれた。
だれも止めなかった。
 
暖かい目でみてくれた周りの人に本当に感謝している。その愛情に支えらたから、今までやってこれたと思っている。
 
しかし「音楽なんてやって」「趣味にしときなよ」なんて誰も言わなかった。
 (このことは次に書きます。) 


私は、自分が何かをして、人が ほっとしたり、楽しい気分になってもらえるような事をして、社会と繋がって行きたいと、随分子供のころから思っていた。
ほのぼのでも、テンション高くでも、その日の感じに合わせて盛り上げる、
子供からお爺ちゃん・お婆ちゃんまで楽しめる、このドイツヨーデル。ドイツのビールのシーンの盛り上げはとても気に入っている。
 
天職かな。。。うん天職のうちの一つ。
15年以上 浴びるほど、いろいろなステージで歌ってきても、まだ飽きない♪

そうこれ、ビアホールだけじゃなくて、ビールがないコンサートホールでも楽しい♪ 1000人くらいのホール公演も沢山演奏してきた。
子供たちにも大人気♪
野外のコンサートは緑があったりしてさらに雰囲気が出て素敵♪
企業の忘年会でも重宝される。。勿論!!オクトーバーフェストにも!!
何か確実に滑らない 演目が欲しい方、どうぞお問い合わせくださいませ〜♪
 
あ。 済みません、営業トークになってました?!


* 明日はうちのヨーデル生徒たちの発表会です〜。(興味のある方はお問い合わせくださいませ。) ビールは出ません。ビールは発表会終わってから♪
 

読んで頂きありがとうございます♪ご意見質問 感想などお待ちしています♪
sakurakikaku@k6.dion.ne.jp
 
 

posted by sakura at 13:49 | ドイツ民族音楽・民俗芸能

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