2009年02月17日

チロルのグンダルフ ファミリー

久しぶりにパソコンに向かえた。今日はスイスのことばかり書いてきたので、国をオーストリアに移して、みようと思う。
インスブルックを拠点にしている、フォルクスムジークのグループがある。グンダルフ・ファミリーだ。

総勢12・3人のメンバーによる、チロルヨーデル・シュープラートラーダンス・のこぎり演奏・アコーディオン・コントラバス・など、チロラーアベントとして、食事つきで観光客などに見せる。レベルもしっかりしている。
夏には野外ステージで行い、チロルの夏の風物詩といった感じ。


海外遠征にもよく行くらしい、日本には20何年前に来たらしい。
もう何回も見た彼らのショーだが、そのたびに、子供だった彼女が大人になり、息子はお嫁さんをもらい、と、少しずつ構成が変わっていくのが、「おお」という感じ。
1番最近は2008年に見たが、1番下の娘のおてんばな感じがかわいかった。
そうそう彼らは家族で行っているのだ。


芸人の家に生まれてしまったから、しょうがないと言う感じなのかしら、
生まれついてのお客さまありきの、舞台人。


  「今日来たお客は、全員満足させなきゃ」と思っているのが分る、同じ舞台人として共感できる。
相手の欲しいものを出す、お客様に媚びているのではない、これは愛情。
空模様のように変わる、その日のお客の、欲しいものを確実に出せるのが、プライド。

 


2日つづけて見に行ったのだけど、1日は中学生くらいのヨーロッパのどこかの国の学生がほとんど、もう1日はカナダ・台湾・フランスなどいろいろな国の割に年齢層の高いお客様。
彼らは同じ曲のテンポを変え、サイズを変え、曲順を変えて対応していた。

うんわかるわかる。
若い客の時は思いっきり早い!!こんな早いレントラーや、樵のダンスは初めてみた。
テンションあげて、裏で「今日は若い客だよ」「テンポあげて速くいこうぜ」なんてきっと言ってる。
終わってステージわきで汗ふきながら「足絡まりそうだったよ〜!」なんて言ってる。
中学生らは大喜び!ノリに乗っていた。ゆっくりじゃーね、しらけちゃうもんね。
 普段はロックとか、ポピュラーとか聞いているのかな、今日はポルカで大盛り上がり、締めはアヒルのダンス。おお、このアヒル今日は3回転調した。

え?誰ですか?ポルカはこのテンポじゃなきゃ駄目だ、なんて言っている人は。
 音楽は生き物、ここには血の通った音楽があった。

次の日はスキーにきた中高年のカナダ人がメイン
一通り民族ショーをみた後  (はい昨日よりゆっくりのテンポでした。どの曲も。)
彼らは何と「ツイストが踊りたい!」と言い出した。
こうなると、経験豊かな、舞台の上の一番の長老のアコーディオンのおじいちゃんが、大活躍。
ツイストって全然この民族音楽から遠いじゃないですか。
 しかしツイスト、タンゴなんでもござれと言った感じで、若者たちはバックステージにさーっと消えて、
1時間もコントラバス・アコーディオン・の演奏。
お客が疲れて帰るまで、延々演奏する。さすが。
お互いが、相手がやりやすいように演奏しているのが分る。

え?ヨーデルの話ですか?
おてんばな感じの末の娘が楽しそうに身ぶりを入れて、歌っていました。
こっちまで楽しくなる。
安心して歌えるのは、バックがしっかりしているから。
どう歌っても付けてくれる安心感。
彼女がのびのび歌えるのは、周りの愛情。

 

芸人の一家。チームワーク、リクエストがきて誰かが1人が知っていて、あとはつけていたりする、
お互いのフォローのし方。
笑顔も作り笑顔じゃない、本当に今日楽しんでもらおうと思っての笑顔。
会話も絶妙。

このために自己管理をしっかり厳しくして、風邪など弾かないようにしている。
どんなに心が痛いことがあっても、お客様の前に立つ時は、相手が夢を見られるように、
楽しい気分になるように最大のパワーを使って、笑顔を出す。


芸人魂。暖かい家族愛。うん、これだよね。
勿論彼ら、プロフェッショナル これで食べている。

私、この家族に生まれても、きっとやっていける。そんな気がした。
 
*この記事への質問・感想などは、sakurakikaku@k6.dion.ne.jp  までお寄せ下さい。

にほんブログ村 音楽ブログへ 人気ブログランキングへ