2009年02月25日

21日の教会でのヨーデルアンガシャマ

スイス日記 

先日21日に、マリーテレーズ、のアンガシャマがあり、聞きに行った。アンガシャマとは出張公演のこと。
なんでも、とある教会のオルガニストの72歳のお誕生日の公演だそうで、教会で行われた。
マリーテレーズのほかは、アッペンツェルのヨーデルコーラスのグループ、伴奏はアコーディオン ビリ・バロっティ。

アッペンツエルのグループは「天使のコーラス」という名前のとおり、ゆっくりとした、天空の響き、男性の良く響くファラセットだ。
アッペンツェルのヨーデルコーラス


「美しい」という言葉が良く似合う。
彼らの住んでいるあたりは、インナーアッペンツエルだそうで、歌詞のないナトゥーアヨーデルや、歌詞があっても比較的ゆっくりとした曲
が多かった。コードの感じは、T・W・X/X7 がほとんど。
1曲目、新鮮な驚き、何と綺麗!2曲目男性ヨーデルはやっぱり高音の綺麗さだよなあ。。。3曲目あれ?曲変わったのかな。気がつかなかった。。

2曲目位から、余りの美しさにトランス状態に入りそうになる、この魅力は思うに、旋律の歌っている感じや曲想ではなく、「美しい声で奏でる音のハーモニー」
シンプルなコードが延々続くから、いつ始まって、いつ終わったのか、曲が変わったのか解らなくらい。。。時間が止まる。

「この環境で人生についての、悟りの話を聞いたら多くの人が頷くに違いない。」
「催眠術にも向いているかもしれない。」
「この人たちは、前世は本当に天使で、歌を歌う役だったに違いない」


「あれ?、人が話してる?」

覚睡する。
「ああ次のグループなんだ。」
時計を見る 6分しか過ぎてない。1時間くらいたったかのよう。


おお!マリーテレーズ よそいき顔のマリーテレーズが出てきた。

今度はさっきとは違う、暖かい声が響く。旋律がアゴーギクする。
P2210584.jpg

マリーテレーズの音楽は、「多くのアゴーギクが特徴だ」、と言われている。
プリスカ・ヴィスマイヤーさんとのディエットだったが、ほのぼのとした気分になる。

昔、はじめてマリーテレーズのレッスンを受けた時、譜面からは想像できない、あまりに多くのアゴーギクに
ビックリした事を思い出す。
クラシックではあまり聞かない。そこは民族音楽、ありなのだろう。
今ではそういうものとして受けとめて、身に染み付いてしまったが。。。


続いて、アコーディオンのヴィリ・バロッティの演奏。
心得ていて、周りがゆっくりした曲ばかりだから、ちゃんと早い華やかな曲を演奏していた。
この辺に彼のバランス感覚があると思う。
当日、紙のプログラムがあったから、その場で曲を決めたわけではない、
ということは、他の共演者が、アッペンツェルもマリーテレーズもゆっくりのびのび系で
来ると知っていての事。
素晴らしい。
コードもシンプル過ぎず、アカデミックな音楽の作りで、とても良かった。


教会にはヨーデルが似合うなあ。

ステンドグラスのマリア様が、ほほ笑んでいた。
 

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posted by sakura at 06:36 | スイス民族音楽・民俗芸能

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